2011年12月06日
被災した東海村立東海中学校を視察
被災した教室=6日 茨城県
茨城県東海村立東海中学校を文教科学委員会で視察。
震災の被害で、校舎の柱や壁が破損。普通教室、特別教室が使用できなくなり、600名の生徒は、学年毎に別々の場所で授業を受けていた。
現在、校庭に応急仮設校舎を建設し、2学期からは同じ敷地で授業を受けている状況。
学校内の被災状況を見学。震度6強の破壊力に驚く。
仮設校舎で授業を受けている生徒達の様子なども見学。
見学後、高橋東海村教育長・白井東海中学校校長・小野寺茨城県教育長等のメンバーと課題・要望など意見交換。
茨城県の公立学校の被災状況は、全体の9割超が被災。
使用禁止校は27校。内11校は自校が使えず、近隣高校を利用。
復旧状況は被災校の6割が復旧。ほとんどの学校施設は年度内に復旧の見込みであるが、59校は平成24年以降までかかる。
また茨城県の耐震化率は60%台と全国平均より低いため、学校耐震化を促進させる方向。また避難所としての学校の防災機能強化など課題はまだ山積している。
被災生徒の心のケアやスクールカウンセラーの充実など、国からの財政的支援がさらに必要。今後要望実現へ政策に反映できるよう取り組んでまいりたい。
2011年12月06日
文教委員会で特定先端大型研究施設(J-PARC)視察
第1実験ホール中性子ビームライン見学=6日 茨城県
文教科学委員会として、茨城県東海村へ。
東日本大震災で被災した特定先端大型研究施設の復旧状況や被災後の学校教育の現場を調査の目的で視察。
最初に茨城県東海村にある特定先端大型研究施設(J-PARC)へ。
大強度陽子加速器施設(JーPARC)は世界最高レベルのビーム強度を有する陽子加速器施設。
今回の震災で大きな被害(被害総額約200億円)を受け、現在復旧作業中。
平成24年1-3月頃利用運転再開を予定との事。
施設の概要・復旧状況など現地を見学。
物質・生命科学実験施設へ。長さ140m、幅70m、高さ30mジャンボジェット機が2機収納できるほどの大きさ。
この施設では、中性子やミュオンという粒子の研究。中性子を利用する生命科学研究を行っている。
中性子発生用水銀ターゲット・第1実験ホール中性子ビームライン・第2実験ホール中性子ビームラインなど見学。
ニュートリノ研究(地球も通りぬけてしまう謎のニュートリノ)
J-PARCから295㌔離れたスーパーカミオカンデと共同で、ニュートリノの謎に迫る。
ニュートリノモニター棟。ニュートリノ検出器など今話題の世界を垣間見る。
見学後、日本原子力研究開発機構 鈴木理事長、村上東海村長等と意見交換。
最近のJーPARCでの成果として
①世界最高のリチウムイオン伝導率を示す超イオン伝導体の開発に貢献
②ニュートリノ物理におけるノーベル賞級の成果の兆候
今後、水素社会の実現を大きく推進し、難病に効く創薬の開発に貢献する等、中長期の日本の成長戦略に貢献する可能性を痛感。
国としての大きな支援が必要となる。
2010年09月28日
農作業事故を減らせ!クボタ筑波工場視察
ショウルームで安全体感事例を聞く=28日 茨城県
農林水産部会(石田部会長)の視察で、茨城県つくばみらい市のクボタ筑波工場へ。
農作業中の事故で毎年400名が死亡されており、10年間減っていない。内3割が乗用トラクターが占める。
農林水産部会のクボタ工場視察は安全をどう確保し、農業機械の事故をどう減らすか。との目的で実施。
国会議員以外に地元田村茨城県議、小野・山本つくば市議が同行。
(株)クボタ 吉岡工場長から会社や筑波工場の概要紹介の後、稲垣担当部長から、クボタグループでの農作業安全の取組みを伺う。
セーフティキャンペーンでの活動として
①点検活動の進化
②納入時の安全説明
③自社の安全行動の徹底などきめ細かく安全啓発活動を推進されている。
さらにポスター・チラシやDVDや事故防止研修会。全国集落単位でのクボタ安心体感デーなど安全に取組む活動をお聞きする。
「乗車時の安全フレームを立てるだけで、死亡事故は約8分の一になる。」とのビデオや説明を聞き、基本の大切さを痛感。
ショールームでの安全体感事例の説明を受ける。
「シートベルトの着用・運転の基本・定期点検の実施など」安全啓発が大事。
最後にトラクター製造ラインの筑波工場見学を終え、東京に戻る。