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Posted by あしたさぬき.JP at

2011年08月12日

日本初GIAHS(世界農業遺産)認定「朱鷺と暮らす郷・佐渡」





朱鷺と暮らす郷づくりの認証制度など説明を伺う=11日 新潟県








佐渡視察の続報。

佐渡市は平成22年12月に石川県能登地域とともに日本初のGIAHS(ジアス)認定申請をし、平成23年6月、両地域の登録が決定した。

ジアス(GIAHS:世界農業遺産)とは、FAO(国連食糧農業機関)が提唱している「Globally Important Agricultural Heritage Systems」の略称。

後世に残すべき生物多様性を保全している農業上の土地利用方式や景観について、FAOが認定するもので、今後、農業振興だけでなく観光振興のきっかけとしても大きく期待できる。

GIAHS認定となる佐渡市の下記取組みを伺い、現場視察も行う。
佐渡市は「トキの野生復帰と人の共生」についての取組みの中、「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」を推進している。

・この制度はトキの餌となる小さな生きものの命を守り、水田を中心とした生態系の再生から生息環境の向上と佐渡米のブランド化による農家経営の安定を目指して発足。
一般財団法人 佐渡生きもの語り研究所 佐々木副理事長から案内していただく。高野市長も同行いただく。

・認定には水田で冬みず田んぼ、江(水田内ビデオトープ)の設置や魚道やビデオトープを設置が必要。
江内にいる生きもの調査を実施。どじょうや小さな生きものが生息いるのがよくわかる。子供の頃に戻ったようだ。

・生きものを育む農法として普及。ブランド米として大手量販店、米屋など首都圏・関西圏を中心に販売されている。

・生きものを育むのうち実施面積も4年前平成20年の426ha(水稲面積の7%)から平成23年は1320ha(水稲面積の23%)に大幅に拡大。(当初は農薬の散布中止への反対等もあったが、生きものを育む農法の普及へ、粘り強い市長らの取組みで大きく浸透)

・トキをシンボルとした都市との交流に発展している。

視察はできなかったが美しい里山・棚田の保全と活用の「トキと共生する佐渡の里山」として取組みも推進されている。
  


Posted by 山本ひろし at 13:10Comments(0)新潟

2011年08月12日

トキの野生復帰へ!「野生復帰ステーション」を視察





野生復帰ステーション視察=11日 新潟県








昨日の佐渡視察続報。
午後、佐渡トキ保護センター「野生復帰ステーション」を視察。

トキは日本でも激減。1952年特別天然記念物に指定され、国際保護鳥でもある。佐渡トキ保護センターでは、トキの飼育繁殖が目的であり、十分な給餌や繁殖のための補助を実施している。

トキの野生復帰計画に基づき、佐渡トキ保護センターでは、飼育個体の確保。野生復帰ステーションでは、野生順化訓練・繁殖訓練が。其々順化ケージ・繁殖ケージとして活動している。


管理棟で順化ケージのトキの状況を観察する。15台のカメラの映像が、モニターからトキの健康管理・訓練状況を観察している。

収容ケージでは人との共生としての訓練として51日目のトキのひなが訓練を受けていた。大変可愛い。

平成20年から開始したトキは放鳥も現在4回60羽が放鳥されている。その内約46羽の生存が確認されている。

「トキと野生復帰と人との共生」は大変大事な取組みである。現在佐渡市はトキをシンボルとした交流を推進しており、応援をしてまいりたい。

(前回2009年訪問のブログ)
http://www.yamamoto-hiroshi.net/archives/cat69/cat121/2009/05/18_1253.html
  


Posted by 山本ひろし at 13:00Comments(0)新潟

2011年08月11日

佐渡の豊かな文化・能舞台とご当地グルメ「佐渡天然ブリカツ丼」





佐渡天然ブリカツ丼=11日 新潟県








昼食に佐渡の新・ご当地グルメ「佐渡天然ブリカツ丼」を食べる。大変美味い。

佐渡産天然ブリや佐渡市認証米「朱鷺と暮らす郷」と米粉など全て佐渡産にこだわっている。島内8店舗で味あう事ができる。

35棟の能舞台が現存する佐渡。

毎年4月の演能をかわきりに、10月まで各地の能舞台で幽玄の世界を楽しむことができる。素朴な能舞台を見て、あらためて、佐渡の豊かな文化・歴史を感ずる。

豊かだった各地の農民が武士のたしなみであった能を自らの力で庶民芸として完成させている点でも驚きである。
  


Posted by 山本ひろし at 23:20Comments(0)新潟

2011年08月11日

離島施策の課題や将来ビジョンで意見交換、介護現場視察





挨拶=11日 新潟県








10時00分から高野市長・甲斐副市長はじめ市関係者と意見交換。
下記テーマで約2時間話し合う。
公明党から竹谷参議院議員。志田県会議員が同席。

1.佐渡市の現状と将来ビジョン
2.離島振興法改正における要望
3.佐渡空港・佐渡航路の現状と要望
4.医療・福祉・介護について
5.佐渡観光んぽ現状と課題
6.魅力ある観光地目指して



4の医療・福祉・介護のテーマでは、介護現場を訪問。

特別養護老人ホーム「歌代の里」視察する。

佐渡市の介護待機者493人。うち要介護4・5の方217人。高齢化率36.8%と全国平均を大きく上まわる佐渡での介護・福祉の充実の施策が求められる。

介護従事者の待遇改善や多床室との複合型整備を要望される。
  


Posted by 山本ひろし at 23:10Comments(0)新潟

2011年08月11日

佐渡空港2千メートル滑走路実現へ!空港視察





2千メートル滑走路計画について=11日 新潟県








佐渡視察2日目。

佐渡市(さどし)は、新潟県西部に位置する周囲262.7kmの佐渡全域を市域とする市である。人口は61,817人(2011年7月現在)

まず佐渡空港を視察。

7月から佐渡新潟航空路線が再開された。課題は、現状の滑走路が890メートルで離島空港整備の状況(人口3万人以上)で2000㍍滑走路がないのは「佐渡のみ」だそうだ。

佐渡の今後を考えると滑走路を2千メートルが必要。現在実現へ推進をしており、後押しを求められる。市長との意見交換会でも強く要請される。

【2千メートル化が必要な理由】
①需要>供給
・佐渡・羽田航空路線の需要予測15・9万人
・ターボプロップ機(78席)では、提供座席数 11.4万人で需要が供給を上回るため、それ以上の座席が提供できるジェット機の就航可能な2千メートルが必要
②世界から注目
・GIAHSに認定され、佐渡金銀山も早期の世界遺産登録を目指しており、海外との交流受入れの為にも必要
③安心・安全のため
・災害時や有事のさいに、人員・物資輸送強化からも救援機受入可能な2千メートル滑走路が必要
  


Posted by 山本ひろし at 23:00Comments(0)新潟

2011年08月10日

離島対策本部として佐渡視察へ!離島航路改善の要望





佐渡市内=10日 新潟県








午後東京駅から新幹線とき号に乗り新潟駅へ。

今回、公明党離島振興対策本部(遠山本部長)として新潟県佐渡視察へ、長沢参議院議員(国土交通部会長)・竹谷参議院議員と共に伺う。

新潟港にて、志田新潟県議と合流し、佐渡汽船(株)を訪問。
小川社長・本間副社長・木村専務らと懇談・意見交換。
下記現状の課題要望をお聞きする。対応が急務。

【航路の現状と課題について】

①輸送量の減少
・平成13年 239万人→平成22年 169万人(70万人減)
・島民人口の減少(毎年1000人以上減少)
・観光客減少 H13年82.6万人→H22年 54.7万人
②燃料油の高止まり
・バンカーサーチャージ導入(H18年6月~)
③経由引取り税の特例措置(旅客船の課税免除)の問題
・業界団体として課税免除の恒久化要望(特例措置期限H24年3月まで)
*軽油引取り税の免税措置がなくなると、32円/L(約50%)のコストアップ
④船舶のS/Bの問題
・社会資本整備総合交付金活用スキームによるカーフェリー代替建造
・ジェットフォイルの更新による高速体系の維持
⑤赤字航路への対応
・「佐渡航路確保維持改善協議会」の場で議論のスタート
小木~直江津航路補助対象航路として認定を国に申請中

佐渡汽船のジェットフォイルにて新潟港から佐渡市両津港へ。
佐渡は3回目。いつ来ても、自然が素晴らしい。  


Posted by 山本ひろし at 23:10Comments(0)新潟